フリー哲学者ネコナガのブログ

人間にまつわること、哲学や科学、宗教、社会の問題、生き方のことなど書いています。基本的にエッセイです。

コウモリはなぜ壁にぶつかったりぶつからなかったりするのか

www.nytimes.com コウモリはなぜ壁にぶつかるのか。テクノロジーの分野では、むしろコウモリは「なぜぶつからないのか」として参考にされたりしているのが、同様に「なぜぶつかるのか」を問うこともできるだろう。というより、元はと言えばどちらにも注目す…

ダニエル・カーネマン『ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る』、『ファスト&スロー』(上・下)

ダニエル・カーネマン『ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る』(以下『心理と経済』)と『ファスト&スロー(上)・(下)』(以下『F&S』)を再読したので紹介することにする。一般的にはこの分野は実用的側面のみに注目して流し読みされがちだが、人間本性の…

言語は認知や思考を規定するのか─「言語相対論」「言語決定論」の歴史と議論の行く末

「言語は認知や思考を規定するか」というのは、現れては否定されるということを繰り返している、言わば「ポピュラーな議論」である。この発想自体はドイツのロマン主義にはじまるものだとされているが、有名なのは「サピア=ウォーフの仮説」だろう。これは…

「ゲノム編集」で能力格差は生じるか─デザイナーベイビーは実現するのか

www.nytimes.com 近年、「ゲノム編集」が社会的に話題になり始めたが、つい先日も「ゲノム編集でヒト受精卵を修復」としてNature誌に論文が出たというニュースが流れていた。ヒトの受精卵をゲノム編集することで、心臓病の一種の原因となる遺伝的変異を取り…


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